【白猫】会心値の重要性 ~石板編~
白猫において会心が大事とはよく言いますが、石板を装備する際なぜ会心値が重要なのか深く考えたことはあるでしょうか?
今回は自分なりのやり方で検証してきたので参考にしていただけたら幸いです。
話をなるべくシンプルにするために武器やアクセサリ、石板のオートスキルやバフは考慮しないものとして進めていきます。小難しい計算はスルーでも構いません。
目次
そもそも会心とは?
白猫では会心値によって会心(クリティカル)の発生率と会心時のダメージ倍率(会心ダメージ)が変動します。
例えば、
会心値が1000の場合の会心発生率は55%、会心ダメージは94%(1.94倍)
会心値が5000の場合の会心発生率は上限の80%に到達し、そのときの会心ダメージは150%(2.5倍)となります。
現環境ではこの会心値5000を目指すのがよいとされています。
なぜ会心石板が大事?
なぜ会心値を重視するのか?結論を言ってしまえば「現在の白猫において石板の攻撃値が低すぎるから」です。
ほどほどに錬磨した武器を持たせたカクリアを例に話を進めます。
キャラの最終的な攻撃値は
(キャラの基本値+武器+石板)*(タウン値+オートスキル+バフ)
で決まります。今回の検証では式の前半部分が関係します。
石板の攻撃値によって式の前半部分を伸ばせますが、攻撃値のみを重視して石板を選ぶと
2585+395+220=3200
となります。これに石板装備前の数値で割ることで火力差を求められ、
3200 / 2980=1.073825503355705
となります。つまり約7.4%の火力上昇です。石板の攻撃値に対してキャラの攻撃値が高すぎるので伸びが少ないです。
次は会心値に着目します。
キャラの最終的な会心値は
(キャラの基本値+武器+石板)*タウン値*(オートスキル+バフ)
で決まります。
さらに簡略化すると
ステータス画面の総合値*(オートスキル+バフ)
となります。
カクリアはスタートアップスキルにより会心が最大500%(6倍)となるので、石板装備前の最終的な会心値は
595*6=3570 です。
次に会心の発生率を求めます。会心値1000~5000のときの発生率の計算式は
0.55+((会心-1000)*0.0000625)
というものになっています。ここに先ほどの数値3570を当てはめると、
発生率=0.710625 となり約71%というわけです。
さらにこのときの会心ダメージも求めます。会心値1000~5000のときの会心ダメージ倍率の計算式は
0.94+((会心-1000)*0.00014)
です。ここでも会心値3570を当てはめると
会心ダメージ=1.2998 となり約130%(2.3倍)です。
ここからこれらの数値を用いて期待値を計算します。要は平均火力のようなものですね。ダメージの期待値は
会心時のダメージ*会心発生率+非会心時のダメージ*非会心発生率
で求めます。ここでは非会心時のダメージを1として計算していくと、
期待値=2.3*0.71+1*0.29=1.923
この数値を会心値が上がる石板装備後のダメージの期待値に割ることで火力の上昇幅がわかります。
先ほど述べた通りカクリアは会心を自前で6倍にできるのでステータス画面の総合値を834以上にすれば会心発生率上限の会心値5000に到達します。タウン値にもよりますがハードルは低めです。
記事の前半で述べましたが、会心値が5000の場合の会心発生率は上限の80%で、そのときの会心ダメージは150%(2.5倍)です。ここから期待値を計算すると
期待値=2.5*0.8+1*0.2=2.2
2.2/1.923=1.144045761830473
となり約14%の火力上昇が見込めるわけです。攻撃値のみ強化したときと比べて約2倍近く上昇幅が違います。
ここから会心ダメージアップのオートスキルやバフを持った装備を整えたり、アクセサリ「リアーナの首飾り」でさらに会心発生率を高めたりすることで、更なる火力上昇の相乗効果が生まれていくことになりますがそれはまた別の機会に。
まとめ
攻撃のみ上げた場合と会心のみ上げた場合を比較した極端な例ではありましたが、会心値を重視したほうが火力を伸ばすことができる、つまり会心値の重要性はある程度示せたかなと思います。実際はブルースプリンガーやキングムカデの石板など攻撃と会心を同時に伸ばせる石板が存在するので、タウン値によっては会心値5000にしつつ攻撃値の底上げもできますが。
もちろん今回の検証がすべてではありません。確定クリティカル持ちのキャラだったり挑むクエストによっては話が変わってくる場合もあると思います。様々な状況に応じてダメージの上昇幅を研究してみるのも面白いかもしれませんね。